【ポートフォリオ①】いつも同じイラストで営業していませんか? #クリエイター向け記事
営業先を知ってカスタマイズを!
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東京を拠点にイラストのエージェントとして20年以上のキャリアを持つ筆者が、イラストレーターの皆さんに伝えたい記事をお届けしています。
ポートフォリオは誰が見る?
ポートフォリオはクリエイターにとって大事な営業ツール。営業先というのは、デザイン会社や出版社、エージェントなど様々ですが、その会社には多くのクリエイターからのファイルを保有しています。
デザイン制作をする際にはそのポートフォリオを見てイラストレーターの選定をするので、ポートフォリオにどのような作品が入っているかがキーポイントです。あなたの作ったポートフォリオはその営業先の仕事に合った内容になっていますか?
ポートフォリオをもらった担当者およびその会社は、自社のデザイン業務に合ったイラストの作風があるかどうか、という視点で見ることが多いです。ですので売り込みへ行く営業先はどのようなデザインをしているか、その会社のホームページで事前にリサーチして傾向を知っておくと良いでしょう。
営業先に合わせてどのような作品を収録すればよいか
・児童書を手がけるデザイン会社や編集プロダクションには、童画の作品。
・機械などのテクニカルイラスト系の会社なら、リアルの機械系や構造系イラストを。
・女性向けのファッション系を手がける会社なら、おしゃれな人物画やヘアやメイクのプロセスカット。
・パッケージデザインの会社は、リアルなフルーツやさまざなな植物は入れましょう。
・お菓子メーカーなら、バレンタインなどの季節限定のパッケージをイメージできるイラストなど。
これらをページ構成の前半に入れておくと相手に興味を持って見てもらえる可能性は高いです。
また、多岐に渡るデザインをしている会社や、イラストエージェンシーには、自身の手の内を全部見せてもいいかもしれません。
売り込み営業のコツは
営業先の担当者がどういう視点で見るか、というのを想像してポートフォリオを組んで行くのが大切です。
さぁ、さっそく行動してみましょう。